この治療院コンサルタントを始めた2000年代の始めですが、営業で行った時、よくこういう言葉を言われました。
「豊島さん、うちは治しちゃうので患者さんはほとんどリピートして来ないんですよ」
当時は「リピート」という概念が多くの治療院では頭になくて、質問で、
豊島
「患者さんを増やすためにはどうしているんですか?」
先生
「紹介で新患さんが来ますよ。やっぱ治しちゃうんで患者さんの紹介が多いんですよ」
豊島
「(すげ~期待ワクワク)そうですか!素晴らしいですね。では大体1ヶ月当り紹介での
患者さんってどれぐらいいらっしゃるのですか?」数字を取っているところはほぼありません。
整骨院ならレセコン(レセプトコンピューター)で調べて頂くと
先生
「えーと2名ですね…」
豊島
(心の声「なんじゃそれ!?」)
ほとんど1~2名でした。営業で当時、約100件ほど行きましたが、そういう整骨、接骨院がほとんどでしたね。
「治しちゃうから来ない」のではないのです。
患者様はそういう決め付けで来なくなるのです。
先生「どう良くなったでしょ」
患者「・・・う~ん」
先生「ここが良くなっていない?!」(口調強め)
患者「はぁ」
先生「はい、じゃあ今日はここまで。また痛かったら来てください」
こういう会話を何度聞いいたか、調査、実際現場での立ち会いなどでよく見る光景です。
コンサル先でも最初ありましたからすり込まれていて、スラスラ書けます。
こういう光景を見過ぎて、治療院でも小売業、サービス業のノウハウを取り入れないと患者様満足、リピートは
成り立たない、と思い立ちました。
十数年前のことですけどね^^
まだ今でもこういう治療院あるのでしょうね。