経営法の一番の原理原則は
「論理的、体系的に経営を推進すること」
つまりお客様、会社、従業員が納得する理屈があり、(科学的に)仕組み化して経営を行うことです。
景気が良かった時、まだ市場が熟成していない時は、どんぶり勘定でもいいのです。なぜなら「お客様」が勝手に来るからです。ただ、不景気、市場が熟成化するとお客様の中に「ある観念」が出て来ます。
それは・・・
【選択】です。
選択することで、どこの会社を支持するか?どこのお店で買うかを決めます。
選ばれるために、会社やお店は【存在】をアピールするのです。
それが「集客」の原理原則です。
【存在】を示すためには、【存在価値】がないといけません。
【存在価値】とは【コンセプト】です。つまり【あり方】です。
しかしながら多くの会社、お店は【やり方】を伝えたがります。
【あり方】と【やり方】の例で、ファミレスを事例として紹介します。
ファミレスの【あり方】は
「子供連れで入りやすく、家族みんなで利用できるレストラン」
そのために【ドリンク・バー】をつくったのではないでしょうか?
それが今では、学生などの若者がドリンク・バーでだらだら~ってしてる感じです。
しかも深夜になると若者のたまり場になっています。
ファミリーで来てもらいたいという、あり方とずれてきていて、子供とか連れてはいくには、ちょっとって雰囲気のときがあります。だから、ドリンクバーが流行ったからとりあえずドリンクバー導入しちゃえ!
つまりファミレスは【やり方】が先行されているので、以前のように利用客であるターゲット客が「すし屋」「ハンバーグ専門」「焼肉」などの単品訴求のチェーンに取られていくようになりました。
ただ、今また総合ファミレスは「単品訴求」で盛り返して来ています。
【存在価値】
=【コンセプト】
=【あり方】
でお客様に選ばれる会社、お店にしましょう。
そして【地域になくてならないお店】の【存在】まで極めていくために。